最近1年間では、全体の46%、約2人に1人が咳が続く経験をしている。
内訳は「1〜2日程度」続く咳が最も多く、全体の19.8%、「3〜4日程度」の17.5%、「1週間ほど」の12.7%と続いた。反面咳が「1〜3ヶ月以上」続くという回答も10.2%。
一方、咳が続いた時の対処法として「病院やクリニックへ行く」と回答したのは24.3%全体の4分の1にすぎない。多くの人が放置または、市販薬 を服用するといったセルフディケーションで対処している。たかが咳という思いが強いようだが、咳が長引く場合は、気管支炎やマイコプラズマ症、せき喘息と いった重大な病気が隠されていつ可能性がある。
また、咳の飛沫は意外に遠くまで届き、他人に病気をうつす。その飛沫感染の怖さはほとんどの人が知っている。だが、周囲の他人が咳をすることを不快に思う人は意外に少ないようだ。
特に、40、50代の積極的に外に出て働く男性は、咳エチケットへの関心が非常に薄い。咳は様々な感染症を他人にうつしかねないので、自分だけではなく咳が続くようであれば、必ず病院で診察してもらうのが重要です。