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下肢静脈瘤の症状

下肢静脈瘤は下記のような症状がみられます。

外見
初期に病院を訪れる人の多くは、静脈がデコボコしており心配になり受診する方がほとんどです。
静脈圧上昇による症状
脚がだるい、重い、疲れやすい、痛み
血液循環が悪いため
脚がつる、夜間けいれん(こむら返り)
脚に血液がうっ帯する
脚が張る、腫れる、熱感
浮腫(むくみ)

下肢静脈瘤の合併症

皮膚の萎縮
静脈圧が動脈から毛細管に血液が入ってくる流入圧より高くなると毛細管の血液の流れは滞り、十分な酸素が行き渡らなくなり皮膚の栄養障害を来たし皮膚が薄くなり、弱くなり萎縮が起こります。
皮膚炎・湿疹
足首の周囲や静脈瘤の真上にできやすいです。
かゆみ
湿疹が無くても静脈瘤の上が痒くなります。
色素沈着
皮膚が弱く抹消静脈が拡張しているため、軽い打撲や虫刺され、などによって皮膚内や、皮下に出血しやすくなります。
下腿潰瘍
皮膚が薄くなり、傷がつきやすく、また皮膚の血液循環が悪いため潰瘍は治りにくく、難治性潰瘍となります。
表在性静脈炎
静脈に一致して皮膚が赤くなりヒリヒリ痛みます。水虫や潰瘍からバイ菌がはいります。
肺動脈塞栓症(肺梗塞)
太い静脈瘤内に血栓ができ、これがここにとどまらず、下大静脈から右心房から右心室を通って肺動脈につまり、血栓が小さければ、自覚症状はありませんが、血栓が大きく肺動脈を閉塞するような大きいものであれば、突然、呼吸停止、心肺停止となり、死亡することがあります。